この本を盗む者は

2021年本屋大賞にノミネートされた小説「この本を盗む者はRaw free」は、本が好きではない高校生の深冬が、父の書庫から盗まれた本に関わり、本の世界で冒険する物語です。深冬は泥棒を捕まえるために様々な本の世界を旅し、街が物語の世界に姿を変えるという不思議な展開が描かれています。物語の中で彼女自身も変化を遂げていく様子が描かれており、森見登美彦氏からも推薦されています。電子書籍版には、カバーイラストコンペ応募作品のイラストギャラリーも収録されています。